鼻中隔湾曲症で鼻腔手術―2。
実際の手術前には諸々の検査が必要です。
初診~検査~入院当日~手術~入院中~診察~退院~術後の診察と、
会社勤めの人は勤務予定と照らし合わせてでの計画が必要です。
自営や専業主婦(主夫)の場合は比較的都合がつくでしょうけれど、
サラリーマンの場合はなかなか難しいです。
使える有給の数と退院後の自宅での準備。
それと鼻呼吸が出来るまでの勤務中の対人状態も確認しておいたほうが良いです。
鼻呼吸が出来ないため言葉がうまく発音出来ません。
お客様相手が多い職の方はこれも考慮した方が良いです。
鼻詰まりで手術というのは緊急性のものではありませんので、
半年くらい前から有給数確保もふまえ準備すると良いかもしれません。
この手術で受けた側の心得として、
一番重要なのが術後の呼吸です。
術後は鼻に綿球を詰めたままなので口呼吸のみです。
この手の手術を行い病院ではチューブを通して呼吸を確保するという所もあるようです。
自分がお世話になった所ではこれはありませんでしたので術後は常に口呼吸です。
加えて鼻の奥の方がいつも何かが引っかかっている感じで、
頭が重苦しいです。
退院後も1週間程度は綿球を詰めたままです。
もちろん適時交換します。
術後当初は血と鼻水が混ざった物が綿球に染み出します。
垂れてくるくらい染み出しますので触ってみて湿っているようなら交換です。
日にちが過ぎるにつれこれは徐々に治まってきます。
口呼吸の息苦しさはかなり辛いので熟睡できません。
幸か不幸か睡眠導入剤を処方してもらっているため、
これを飲んで眠らせていましたが、それでも夜中に何度も起きてしまいました。
退院後の自宅では加湿器を枕元に置いてマスクをして、
さらに睡眠導入剤を飲んで寝ていましたが、
それでも夜中に何度も起きるか寝付けない日が綿球を外せるまでの1週間続きました。
術後の鼻の中を安定固定させるためシリコン製プレートが入れてあります。
これも術後の鼻呼吸が出来ない原因の一つですが、
もちろんこれは先生の診断の時まで入れたままです。
1週間後の診察で外した物を見ましたが、
ええええええ!?こんな大きいのが!?
というくらいの物が入れてありました。
1990年版トータル・リコールでアーノルド・シュワルツネッガーの鼻の中に入っていた発信機みたいなもんです。
実際はもっと小さくて薄いですが。
退院後の診察でプレート除去、抜糸、汚れ清掃~吸引を行ってもらいます。
鼻の奥はなんとなくヒリヒリします。
軽い痛みもあります。
なので刺激により鼻水がまあまあ出てきます。
奥の方にはまだ血が残っている場合もあるので、
鼻をかむと血も出てくることもあります。
先生からも推奨された鼻洗浄を行えば軽減されるかと思います。
鼻が詰まっている状態での鼻洗浄は耳に洗浄液が入ってしまう事もありますので、
ちょっと注意が必要です。
あまり無理にしない方が良いです。
-続く-
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